『嫌われる勇気』って
昨今、だいぶ話題になっていますよね?
アドラー心理学
手軽に学べる本として、
かなり有名になっています。
嫌われる勇気の内容を説明するために撮った写真
そこで、私も早速購入して、
読み込んでみました!
もうね、、、
何往復したか、わからないくらい
読み込みました(爆)
そんな私が、
「嫌われる勇気」で語られている
アドラー心理学の特徴
ここで、わかりやすく
お伝えしたいと思います(^^)
(ちなみに私は、日夜あらゆる書籍に目を通し、
心理学を研究している心理学研究家でもあります)
これを読めば、なぜ世の中で、
「嫌われる勇気」や「アドラー心理学」が
騒がれているのか、
よく分かるはずですよ(´ー*`)キラーン
あ、もし
「本を買う前の予備知識が
 ほしかっただけなんだけど~」
なんて方がいらっしゃったら
ご注意下さいねw
このシリーズ(*)では、
本の内容について語っているので、
ちょっとネタバレに近い部分も
あるかもしれません(;^ω^)
*タイトルにありますように
この記事はシリーズの前編になります。
また、ここで語られている内容は、
あくまで「嫌われる勇気」の特徴を
お伝えするものであって、
推奨及び、評価するものではありません。

感想・意見等に関しては、
別記事にて詳しくお話させて頂きます。
それでは、アドラー心理学の
衝撃的世界へご案内します☆



嫌われる勇気で語られる衝撃的内容

本書は、
『哲人』と『青年』の会話形式で、
話が進んでいきます。
人生を悲観視している青年が
哲人の元を訪ねて、
ディスカッションを交わし、
徐々にアドラー心理学を
学んでいくというスタイルです。
本当にたくさんの思想や考え方が
記されていますが、その中でも特に、
特徴的な内容がコチラです。
  • 目的論で考える
  • 課題の分離
  • 承認欲求の否定
  • 人をほめてはいけない
1つずつ説明していきますね。

今回の前編では、
『目的論で考える』
『課題の分離』について
お話したいと思います。
(「承認欲求の否定」と「人をほめてはいけない」
 については、後編でお話します)


目的論で考える

私たちは普段、
『原因論』でものごとを考えています。
例えば、親から虐待を受け、
愛情を感じることなく育ったため、
引きこもりになってしまった人が
いたとしましょう。
外に出るのが
「不安で不安で仕方のない人」です。
この時、私達は
「親からの虐待が『原因』で、
 引きこもりになった」と
普通なら考えると思います。
(このような考え方を
 「原因論」といいます)
しかし、
アドラー心理学では
真逆の考え方をします。
「引きこもる『目的』(利点)があるから
 引きこもっている」
と考えるのです。
「はっ!?」なんて
思った人も多いでしょうから、
もう少し詳しく説明しますねw
この場合、
考えられる『目的』(利点)には
こんなものがあがってきます。
  • 外に出なければ傷つかずにすむ
  • 引きこもっていれば、
    親が特別扱いしてくれる
  • 部屋の中に居た方が、
    安心して楽をしながら過ごせる
もちろん、引きこもっている本人は
現状に不満だらけでしょうが、
心の中にこれらの目的があるため、
今の状況を壊してまで、
外に出ようとしない
というわけです。
つまり、目的を成すために
外出への「不安」や「恐怖」といった感情を
無意識に作り出している
ということになります。
このように、
目的から考えることを
「目的論」といいます。
この目的論の凄いところは、
「過去に全くとらわれない」
という点です。
だって、
今、持っている目的(利点)
 あるから引きこもっている」
ということは
その不要な目的さえ捨ててしまえば、
外出できることになりますからね!
無論、今ある目的を捨てるには、
「外に出て、傷ついてもかまわない」
という、勇気を持つ必要があります。
こういった「勇気」を持つことの大切さを
アドラーは主張しています。
そして、
アドラーはこんな言葉も残しています。

『大切なのは
 何が与えられているかではなく、
 与えられたものをどう使うかである』

(出典:嫌われる勇気 出版:ダイヤモンド社 
著:岸見一郎 古賀史健)

そう、あくまで過去なんて関係ないと
言っているんですよ。
大切なのは、「今、ここ」だと
主張しているのです。
過去が関係ない以上、勇気を持てば
「誰でも人生を変えることができる」
というのが、
アドラー心理学の考え方になります。
ちなみに、
アドラーは、原因論を強く否定しています。
(いわゆる「トラウマ」も否定しています!)
「原因論」は、
どうしても過去に目を向けなければ
いけませんからね。
大切なのは「過去」ではなく、
「今」なのです。
さて、続いて「課題の分離」について
お話したいと思います。
これも、アドラー心理学における
重要な考え方です。

課題の分離

課題の分離を
超簡単に言ってしまうと
相手の問題は相手の問題、
自分の問題は自分の問題なのだから、
そこらへんは割り切って、
互いに干渉しすぎないようにしましょう

ということです。

例えば、
会社で同僚と意見が
対立してしまったとしましょう。
そして、
あなたの意見が正しいにも関わらず、
相手が怒ってしまったとします。
(こちらは礼節を守っていると仮定します)
この時、人によっては、
「怒らせてしまった。。。
 どうしよう。。。
 相手に合わせた方がいいのかな」
なんて考えが浮かぶと
思うのですが、
この場合、怒る、怒らないは
相手の課題(問題)です。
だって、あなたの意見は正しく、
礼節をつくしたのですからね。
それでも、相手が怒ったのであれば、
それはあくまで、相手の課題であって、
あなたが気にする必要はない、
というのがアドラー心理学です。
もちろん、結果として
理不尽に嫌われてしまうことも
あるかと思います。
どんな相手にしろ、
嫌われるというのは、
いい気分がしないものですよね。
でも、何度もいうように、
怒る怒らない、
嫌いになる嫌いにならないは、
「相手の課題」です。
人の目ばかり気にして、
自分を殺していても
幸せになることはできません。。。
そう、つまり。。。
「嫌われる勇気」を持つことが
凄く重要になってくるんですね!
嫌われる勇気をもって、
自分を無理に曲げることなく
生きていくのが、幸せに繋がると
アドラーは主張しているのです。
これで本のタイトルが
『嫌われる勇気』になっていた理由が
わかったかと思います(^^)
ちなみに、アドラー心理学は別名、
『勇気の心理学』とも言われています。
実際、先ほどから何度も
「勇気」という言葉が出てきていますよね。
人生を変えるうえで、
勇気は必需品というわけです。
さて、
それでは前編はここまでにして、
いったん、まとめに移りたいと思います。

前編のまとめ

  • アドラー心理学では、
    目的論を推奨している
  • 過去は関係なく、
    大切なのは「今、ここ」である
  • 目的論で考え、
    勇気を持ち合わせれば
    誰でも人生を変えられる
  • 相手の課題と自分の課題を分ける
  • 嫌われる勇気を持つことが大切
  • アドラー心理学は勇気の心理学
以上になります。
まぁ各々、
いろんな意見をお持ちでしょうが、
少なくとも「衝撃的な内容」
あったことは、
間違いないと思います(笑)
後編もそんな「衝撃」が
続きますので、
ぜひ、ご期待ください☆
それでは、また次回
お会いしましょう(^^)/



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